後ろのブレーキがスムーズに動きません。点検をするとホイルシリンダー内部がサビて固着しかけていました。悪化すると危険です。 日産 ノート(E11) 茨城 守谷 車検 点検 修理 整備 中古車 新車

query_builder 2024/12/05
ブログ
ブレーキ

おはようございます。長妻です。今年もあと僅かになりましたね。

寒暖差が激しかったりして体調を崩しやすくなっています。お互い

気を付けていきましょうね。今回ご紹介するお車は日産のノート。

車検でお預かりをしました。街乗りがメインのお客様で走行距離は

前回からほとんど伸びていません。後ろのブレーキの点検をすると

ホイルシリンダーのピストンの動きが悪くなっている事がわかりました。

ブレーキ

ピストンの外側を工具で持ち前後に振りながら抜きます。

抜けて来たピストンの側面にはサビが発生していました。

工具を使用すればそこまで力を入れずに抜けたので完全に

固着はしていなかった様です。

ブレーキ

ホイルシリンダー内壁もサビています。部品をASSYで

交換をすれば確実ではありますが、今回は専用工具で中を

清掃してからピストンのパッキンを交換する方法で対応を

する事にしました。

ピストン

ピストンのパッキンを交換しました。キャリパーピストンと

違ってパッキンごと動く構造です。なのでピストンの側面が

完璧に無傷では無くてもパッキンにダメージは与えません。

ホイルシリンダ

ホイルシリンダーの構成部品はこんな感じです。ピストンは

パッキンによりシリンダー内壁からは離れて浮いている様な

状態になっています。ピストンに多少の傷やサビがあっても

再使用ができるのはその為です。

シリンダー

内側のオイル漏れを防ぐ為のパッキンは開いた傘みたいな

形をしています。構造のプロに聞いた訳ではありませんが

油圧を受けて広がってシリンダーの内壁に押し付けられて

漏れを防いでいるのだと僕は推測しています。今回はその

パッキンと外側のダストブーツの間の所(緑線の部分)に

サビが発生したんです。空気と湿度と温度が原因です。

ブレーキ

今回はシリンダー内壁のサビ落としと軽い研磨をしています。

青線の所です。厳密にはシリンダーの内径は大きくなりますが

今までに整備後に漏れた事はほとんどありません。仮にですが

2年後にオイル滲みがあった場合にはシリンダーASSYごと

交換をする事になります。修正しきれないと判断するからです。

ブレーキ

整備の過程で油圧配管内のオイルが抜けますので空気を

抜きながらブレーキオイルで満たしていきます。最後に

ブレーキテスターで測定して動きに問題が無い事を確認

しました。完全に固着をする前に修理が出来たので他の

部品へのダメージは最小限で済みました。車検のご利用

ありがとうございました。

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