ブレーキパッドの残量に大きな左右差がありました。右はすぐにでもパッドの交換が必要です。念のためにキャリパーをオーバーホールしてみるとサビによる固着が始まっていました。 ホンダ アクティー(HA6) 車検 点検 修理 整備 中古車 新車 

query_builder 2023/08/22
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ブレーキ

こんばんは、長妻です。暑さがあまりにも長く続くので体力が

回復しないですね。みなさんも体調には気を付けてください。

今回は車検でブレーキの修理を実施したホンダのアクティーに

ついて書かせていただきます。ブレーキパッドの残量に大きな

左右差がありました。右はすぐにでも交換が必要な状態です。

余りにも左右差がある場合はキャリパーの内部になにかしらの

異常がある可能性があります。走行距離も伸びていましたので

オーバーホールをして点検をする事にしました。

ブレーキ

キャリパーのピストンは通常は圧縮空気のエアーガンを使えば

押し出せるのですが、びくともしません。ブレーキホース用の

穴から工具を入れてピストンを叩いて取り出しました。写真の

様にサビが広範囲に発生しています。このサビが引っかかって

作動不良になり、パッドの片減りにつながったんでしょう。

キャリパー

キャリパー側もサビが発生していました。幸いにもパッキンより

奥側(写真だと下側)には異常が無かったのでサビを取ってから

パッキンを交換すればキャリパーは再使用できそうです。

パッキン

こちらがパッキンになります。ブレーキ装置はオイルの油圧を使って

作動していますので、オイル漏れにつながる状態は危険です。

ピストン

サビがあるピストンはパッキンに傷を付けてオイル漏れの原因に

なります。サビを研磨するのもピストンの外径が小さくなるので

危険です。なのでサビの発生したピストンは交換になります。

キャリパー

内部の清掃後にパッキンとピストンを交換したキャリパーです。

これをお車に取り付けていきます。ちなみに左右とも作業させて

いただきました。サビの状態にも左右差はありましたが交換して

おかないと危険なのは同じだったからです。

ブレーキ

ブレーキパッドは左右セットでしか部品がありませんから残量に

かかわらず、今回は交換をさせていただきました。最後に空気を

油路から抜く「エア抜き」という作業をしながらブレーキオイル

交換を実施しました。整備後にブレーキテスターで制動力を測定

して異常がない事を確認しました。これで安心してお車をご使用

できますね。完全に固着をすると摩擦熱でハブべアリングなどを

壊すのでそうなる前に修理をする事ができて良かったです。

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