走行中にウォンウォンやゴーゴーと異音が発生していました。診断するとハブのベアリングの故障でした。 ダイハツ タント(L375S) 茨城 守谷 車検 点検 修理 整備 販売
こんにちは、長妻です。今回のブログは最近増えた異音の修理になります。
走行中に後ろの方からウォンウォンと怖い音がしているとの事でした。
試乗した所、確かに音がしています。この音の感じはハブベアリングです。
音が反響しているので左右ともダメなのか片側だけかの診断が必要そうです。
車検のご依頼ですからリフトアップは当然しますし、これだけ大きな音を出す
くらいなので手で回せばわかるレベルのはずです。ほとんどのお車は後ろ側は
動力(=ドライブシャフト等)が接続されていないので診断がすぐ出来ます。
前側はシャフトを外してみないと故障部位が断定できないし時間も必要です。
タイヤを手で回して音は確認できました。そこから更にタイヤを外します。
ブレーキドラムを外してハブ(タイヤが付いている部品)だけにします。
ここを回して音がすればハブベアリングの故障でまず間違いありません。
ハブが原因で無い場合に多いのはブレーキの作動不良やひきずり等ですが
ドラムが外れないなどの異常が無い今回はその可能性は低いです
やはりハブを回したら音がしました。回転抵抗もかなりあります。
ハブベアリングのガタが音の原因で間違いないでしょう。
ブレーキライニングを外してから☆型のボルトを工具をつかって外します。
ライニングを外してしまうのでホイールシリンダが抜ける状態になります。
抜けてしまうとパッキン交換やブレーキオイルのエア抜きが必須になります。
ブレーキオイルの交換をしない時は特に気を付けて作業する必要があります。
ライニングとハブが外れた直後の写真です。
これがハブです。回転する部分がハブベアリングになります。このお車はハブと
ベアリングが一体での部品供給になります。ベアリングだけの交換はできません。
ハブを新品に交換してブレーキライニングも元の通りに組み付けて行きます。
ライニングを組む時はもちろんワコーズ製のブレーキブリスを塗布します。
ドラムとライニングの隙間も調整します。少な過ぎるととサイドブレーキの
遊び(余裕)が少なくなってしまうので要注意です。
これで静かになるでしょう。お車も安全にご使用する事ができますよ。
ファンベルトも劣化をしていたので交換作業をさせていただきました。
切れてしまうと充電機が回せなくなってしまい危険ですよ。
ベルトの交換が完了しました。側面のカバーを取り付けたら
引き続き法定点検を進めて行きます。タイヤを組み付けた後は
完成検査を実施して数値を測定して行きます。結果はバッチリ!
走行中の異音も完全に消えています。もっと大変な事になる前で
良かったです。車検のご利用ありがとうございました。
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