同じGDフィットでも、マニュアルミッションのグレードにしか付いていない左下のミッションマウントが切れていました。(CVT車には部品設定すら無い。)同じ様にマニュアル車だけに使用されているクラッチフルードも交換をさせていただきました。ホンダ フィット(GD3) 茨城 守谷 車検 点検 修理 整備 中古車 新車 販売 ・長妻ホンダ
おはようございます。長妻です。今回はマニュアルミッションのお車の
整備について書かせていただきます。車種はホンダのフィットです。
新車販売時はホンダのディーラーに勤務していたのですが、発表された
時はどんな走りなんだろうと思ったものです。僕が勤務していた支店で
購入をされた方は10人もいなかったと思います。今では希少なお車に
なります。マニュアルのグレードにはCVT車にはないミッション用の
マウントがエンジンルームの左下部に取り付けられています。CVTと
ミッションのサイズが違うのも理由だとは思いますが、運転者のギアの
入れ方(特にスポーティーな運転をする場合)によっては大きな負荷が
かかります。それを計算してしっかりと固定をしているのでしょうね。
少なくとも低燃費走行(回転数が上がらない)に調整されているCVT
ミッションとはかかる負荷が変わってくるはずです。
上側のミッションマウント(CVT車にも使われている)で固定を
されているので、下側のマウントを外してもミッションが脱落する
事はありませんが、念の為にミッションジャッキで少し持ち上げた
位置で保持をしています。その状態で仕入れておいたマウントへと
交換をしていきます。この部品はメーカー在庫がかなり減ってきて
います。再製造もされないでしょう。もちろん社外品も無いです。
年式の古めのお車(珍しい車種やグレードは特に)を所有している
お客様は部品がある内に整備をしておいた方が良いかもしれません。
ミッションマウントを取り付けました。
クラッチフルードが劣化により変色をしていました。この
フルードはブレーキの油圧装置と同じ物になります。
ブレーキは運転者が踏んだペダルの力を油圧を使って増幅させて
車を止める程の制動力に変換をしています。だから足の力が強く
なくても安全に車を止める事が出来ている訳です。これと同様に
クラッチを切り離す為の力を油圧を使って増幅して、運転手への
負担を下げる装置が付いています。走行中には何度も変速操作を
行います。ペダルを踏む力が弱く済めば足の疲労を抑えられます。
車種によっては油圧装置が無くてワイヤーで引っ張るだけの単純な
構造の場合もあります。この差はクラッチを押しつけている部品の
ダイヤフラムスプリングの強さで変わってきます。特にエンジンの
出力が高いスポーツカー等はクラッチを強く押しつけないと滑りが
発生します。強いスプリングを切り離すには相当な力が必要なので
油圧で増幅させているんです。エンジンの出力が低い軽自動車には
車体価格を下げる為でもあるとは思いますが、ワイヤーのタイプが
多いです。もちろん、普通車の中にもワイヤータイプはあります。
結局はメーカーが想定している販売ターゲートの差だと思います。
今回のフィットは油圧装置が付いています。ゴムのパッキンが使用
されているのでフルードが劣化したままだとオイル漏れにつながり
ます。リザーブボルトにフルードを受けるタンクを取り付けます。
空気が配管に入らない様にフルードを注ぎながらクラッチペダルを
操作して押し出す様な感じでクラッチフルード交換していきます。
親油に汚れが混じってしまって思ったよりキレイに見えませんが、
油圧装置(レリーズシリンダ)から抜けてくるフルードはきれいに
なってきています。注ぎ口の内壁の汚れをフルードごとスポイトで
吸います。それから毛羽立たないウエスで軽く清掃します。再度、
注ぎながらフルードを交換していきます。クラッチペダルを踏んで
節度がある事を確認します。空気が入ってしまった時にはスカッと
抜ける感じになります。その場合はやり直しです。ポイントとして
リザーブボルトは緩め過ぎない事です。ボルトとネジ山の隙間から
空気が入ってしまうからです。抜いた古いフルードはホースを通り
タンクで受けますが、このホースは逆流防止べン付きを使います。
ワンウェイバルブとも言います。ホース側から空気が逆流するのを
防いでくれます。リフトから下ろしたら試乗しつつ確認をします。
それから納車になりました。ありがとうございました。
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