ドライブシャフトのアウトブーツを分割タイプで交換しようと思ったのですが、違うお車のドライブシャフトが付いている？。これは困った。　ダイハツ　タント（Ｌ３５０Ｓ）　茨城　守谷　車検　点検　修理　整備　中古車　新車 | 守谷で車検の案内や自動車整備などについて対応する長妻ホンダが行うブログについて

こんばんは、長妻です。今回は珍しいトラブルについて

書かせていただきます。他店で購入されたお車の車検で

ダイハツのタントをお預かりしました。リフトでお車を

持ち上げて点検をすると、ドライブシャフトのアウター

ジョイントのブーツが切れかけていました。

整備料金を安くしたかったので分割タイプのブーツで

修理をする事にしました。適応する部品は自社で検索

しないで（ホンダ車のみ自社）信頼する部品商さんに

任せています。樹脂ブーツで適応品があるとの返答が

あったので古いブーツを切ってシャフト周辺の清掃を

します。部品が到着したので取り付けていきますよ。

ここでトラブルがおきました。アウタージョイントの外径と

ブーツの内径がまったく違います。これでは取り付けできず

修理ができません。部品商さんが品番を間違えたのかと思い

確認をしたのですが、どうも違う様です。

結論から言うと、アウタージョイントの外径が違っていました。

ドライブシャフトごと他車の部品の可能性もあります。年式から

考えると過去にＡＳＳＹで交換をされていたのかも。整備士でも

車種ごとの外径まで知らないです。これは気が付きません。

部品の適合は車種で調べます。何の車のドライブシャフトが

付いているのか不明な今回の様なケースではブーツの特定が

できません。何のシャフトかを調べるのも難しいでしょう。

ドライブシャフトごと交換をするしかなさそうです。すぐに

お付き合いのあるリビルト品の業者さんに相談をして部品を

用意しました。整備の金額が高くなる事はお客様には事前に

連絡ずみです。

届いたリビルト品は分割ブーツと同じ外径になっています。

やはり、タント以外のお車のドライブシャフトが装着されて

いたと思われます。（元の部品は外径が小さいです）

ドライブシャフトの交換になったので、デフミットシールや

ミッションオイルの交換も必要になりました。リビルト品は

再生品です。純正新品よりミリ単位ですが径が小さい場合が

ある（磨いてある等）のでオイルシールの交換は必ず同時に

行なっています。

ドライブシャフトを含めた足回りの部品を組み付けていきます。

違うサイズのドライブシャフトが付いていたのは、以前に整備を

した人（会社かも）の判断でしょう。その時は良かったとしても

後々に影響があるんですね。今回のお車の別の整備の内容は次の

ブログでご紹介したいと思います。ありがとうございました。