お仕事で使っているお車なので替えがきかないとの事です。走行距離が伸びる事を前提にしっかりと整備をさせていただきました。エンジンオイル漏れやウォーターポンプのガタ等がありました。　スズキ　エブリィワゴン（DA17W）　茨城　守谷　車検　点検　修理　整備　中古車　新車 | 守谷で車検の案内や自動車整備などについて対応する長妻ホンダが行うブログについて

おはようございます。長妻です。スズキのエブリィワゴンを

車検でお預かりしました。移動販売のお仕事で使用している

お車との事です。当店の代車では仕事には使えませんので、

車検日程は事前に打ち合わせをさせていただきました。初診

ですし走行距離もどうしても伸びています。完成まで時間が

かかる可能性もお伝えしています。

初診のお車の場合は今までのメンテナンス状況がわかりません。

現在の状態を見ながら今後を考えた整備の方向性を決める必要が

あります。今回のお客様の場合は予防整備も必要だと思います。

写真は発電機や冷却水のポンプを回しているファンベルトです。

ヒビ割れが発生しています。

冷却水を循環させる為のウォーターポンプにも軽度のガタが

見つかりました。劣化したファンベルトは張りが緩くなった

状態です。新品に交換をすると張りが当然強くなりますので

一気にガタが進行する事もあります。お仕事中のトラブルを

防止する意味でもウォーターポンプの交換は必要ですね。

エンジンオイルの漏れも発生していました。オイルは上から

下に流れるので１番上にある部品から交換するのが基本です。

今回オイルが付着している場所から想定できる原因としては

ヘッドカバーパッキンかヘッドガスケット、又はその両方。

可能性が高いのはヘッドカバーパッキンの方です。ここから

オイルが漏れてエンジン全体に付着したのだと思われます。

ターボエンジンなので配管をいくつか取り外していきます。

つなぎ目のガスケットも注文をしました。作業途中でプラグ

が交換時期になっている事がわかりましたので、純正基準の

高寿命タイプで交換をさせていただきました。

ヘッドカバーの裏にあるパッキンを取り外します。

劣化でゴムが固くなって気密性が低下していました。その為に

エンジンオイルが外に漏れ出していたんです。

オレンジのところはカバーのつなぎ目ですので脱脂洗浄をして

液体パッキンを塗布します。

液体パッキンが乾く前にヘッドカバーを固定します。一部の

ボルトは工具が入りずらいので気を使いました。なめったら

大変ですからね。また、オレンジで囲ったホースも固くなり

ヒビ割れが発生していたので交換をさせていただきました。

パッキンの交換後に付着したエンジンオイルを洗浄します。

エンジンをかけて負荷を与えたり、止めてしばらく置いたり

試乗をしたりしてオイルが漏れてこない事を確認しました。

ブログには書いていませんが、他にもいくつか修理が必要に

なったので車検としては金額は高めになりました。その分、

お仕事に安心してご利用できるはずです。ありがとうございました。