ゴムの経年劣化が原因です。エンジンオイルとブレーキオイルが漏れていました。このままでは危険なので早急な修理が必要です。　日産　セレナ（TC24）　茨城　守谷　車検　点検　修理　整備　中古車　新車　

おはようございます。長妻です。連日、凄まじい暑さです。

外仕事は水分と塩分を取っていても気持ちが折れそうです。

そこは気合を入れていくしかないです。がんばりましょう。

今回は車検で日産のセレナをお預かり致しました。

エンジンルームを点検して直ぐに気になる部分がありました。

ヘッドカバーのつなぎ目からエンジンオイルが漏れています。

つなぎ目から下に向かって垂れています。さらに悪化して下の

エキマニやマフラーに付着すると火災になる事もありえます。

前側の漏れはこんな感じですが・・・。

お車をリフトで持ち上げてエンジンを下から覗くとオイルが

広範囲に付着していました。後ろに傾いているエンジンだと

よく見えない後側の方に前側より多くオイルが付着します。

ここまで漏れていた場合は早急な修理が必要になりますね。

原因はヘッドカバーパッキンで間違いないでしょう。

イグニッションコイル等のヘッドカバー上部の部品を外したら

ボルトを外してヘッドカバーを取り外します。当然ですが中に

異物を落とさない様に注意しながら作業を進めます。

こちらがヘッドカバーパッキンになります。ゴムが劣化していて

固くなっていました。その為に気密性が失われてエンジンオイル

漏れの原因になっていた様です。

ヘッドカバーパッキンを交換してヘッドカバーを取りつけます。

このままプラグを点検をしてからイグニッションコイル等の上の

部品を付けていきます。最後にパーツクリーナーでオイル漏れを

洗浄してここの修理は完了となります。

写真は後ろのブレーキ装置になります。オイルの油圧でお車を

止める力を発生させているのですがオイルが漏れていました。

囲ったゴムをめくるとブレーキオイルが溜まっていました。これは

内部にあるパッキンがダメになっている事を意味します。悪化して

油圧が抜ける様になればブレーキが効かなくなります。危険です。

サビがかなり進んでいるのでパッキンの交換だけでは完治しないと

判断しました。ホイルシリンダーの交換にさせていただきました。

ホイルシリンダーを交換したらブレーキオイルを交換しつつ

油路内の空気を抜いていきます。エア抜きという作業です。

車検整備が終わった後に最終検査をするのですが、制動力は

しっかりと出ていました。これで安心してご使用できます。

当店のご利用ありがとうございました。

車検項目ではない（ここが重要）ので点検しなくてもいいですが

エアコンの風が弱かったのでフィルターを確認してみると写真の

様に完全に詰まっていました。エアコンの効きが悪くなりますし

故障につながる場合もあります。車検で点検をしないお店もある

部分です。気になる方は注意して下さいね。